2201-2300

浴槽に沈めたブルー
期待などした自分を恥じれば
痛くて痛くて堪らないんです
君の心臓になってあげよう(そしたら一緒に死ねるね)
きっと笑わなきゃいけなかったんだ
世界が終わる日に世界から脱走
わたしが死ねばよいのでしょう
シンデレラが嘯いた春
恋しい恋しいと呟き続けて、今もあなたはいないまま
そんなものが恋だったと云うのか

軽々しく好きだなんて云うものじゃないわよ
生きていく上で必要なのは、傷付け合わないための嘘と狡さ
小さな兎がライオンを喰らう
弱いぼくは君に飲み込まれてしまう
眠たくならないための魔法をあげよう
むやみやたらにピストルを鳴らしてはいけない、隣の犬が怯えるだろう
よく晴れた空を忌々しいと思う
セメントに染み込ませた蜂蜜
あなたの体温を奪おう
わざと痛めつけてやったんだ 気持ちよかっただろう?

最愛のひとに吐き出した嘘
きみのごめんねが傷を抉る
あなたの焼いたスコーンが食べたい
セカンドライフ
「あんたの痛みを植えつけてよ」
君が存在する世界はなんて美しく滑稽なんだろう!
誰もおまえなんか愛さない
傷など消えてしまえば簡単に忘れられるんだわ
さよならはしない約束だったでしょう?
あなたは同じように他の女を抱くのかしら

世界が終わる時でさえ、僕は君を思うのだろうか
わたしは生きている限り、あなたを欲することでしょう。
あなたが与えた愛の罰
もうあたしにキスは出来ないっていうの
泣いても誰も気付いたりしない部屋の隅っこで、気付いて欲しくて泣いてた
君を愛せる自信がない
理想郷を捧げる
人魚姫のやさしいうそを信じてあげられないまま
染まりきらない白
甘い椿

わたしはあなたが葬って
この蝶々はもう飛べない
傷んだ愛でもいいですか
その手を掴めば楽になれたの?
あなたの手により剥かれた林檎の美しさ
ちいさな声で云ったんだ
きみがわらったぶんだけ、ぼくはぼくを好きになる。ほんとうだよ、
眠り姫が眠るまで
別れを惜しむ子どものように
あなたから貰ったキャンディに愛が篭っていなくても、

好きだなんて云ってしまったら、きっともう触れられないね
触れ合った指先は偶然なんかじゃないよ
子猫にコーヒー
ごめんねなんて云わないで
誕生日プレゼントに死の舞台を
わたしを愛で葬って
恋人同士を演じ続ける
判ってたよ、あなたの本音
うん、やっぱり好きみたい。
君以外にあたしの我侭に付き合ってくれる人なんていないのよ

今以上是以上(そんな要求ばかり)
掠れた声で呼び止めた
咲いてしまった
とろけるようなキス
悪戯の中に紛れさせた本当
じゃれて頬を摺り寄せてあなたを抱きしめ眠る
首筋に残ったあなたの痕
君の呼吸が、僕の存在を証明している
世界で一番やさしいくちづけを知っている
10kgの愛

甘えたな失恋
ピストルで愛を撃とう
できるならいっそこのままこのぬくもりと融合したい
泣きながら愛撫した
鮮やかなその感情に特別な名前をあげよう
手を繋ぎたいけれど、出来ないから云った精一杯(握手しましょう)
極彩色の夏
木苺が与える夢を
君がいない世界を上手に思い描けない
失うということの意味を知った日

逢えなくなってもいいの?(そんなわけない)
あなたの消えた部屋からわたしも出て行く時が来た
博士が唯一愛した人
其れでは、廃棄致しませう。
パステルカラーのソーダ水
ひそやかな午睡
すべてがあなたに繋がるから
人を好きになるって、そんなに簡単なこと?
やさしく愛して、たとえ仮初の一夜でも
膝の上で丸まったわたしのいとしい生き物

歩いても歩いても捲られないあの頁
過去にできない過去だってある
あなたに出逢えてよかったと、今だから云えるよ
この心臓が動いていることを、君の唇が、瞳が、涙が、信じさせてくれる
どろりと溢れる血液の艶やかな赤み
これだからやめられない
見えない遺品
葬式はしないでください 灰は海へとばらまいてください ただわたしの左手の薬指の骨だけをあなたが持っていてください
あんたのためなら莫迦な女になったって構いやしない
夏になったら、逢いに行くよ。君にさよならを云いに