1901-2000

煙草とリングと傘と君
薬指にはめた嘘の結晶
兎の話によると、どうやら愛というものは存在しないらしい
永遠なんて言葉、作った人間は詐欺だよ
もう少しちゃんとわたしを捕まえてて
あなたの隣で生きてゆきたい
いつだって間違いが正しかった
耳を塞いで声を殺してそれでも追い掛けてくる影を振り払う方法を知らない
ぼくら生まれた時から抱きしめ合っていたんでしょう
かわいくない爪

逢うたびに好きになっていたのに
小さな恋の一部分

ミルフィーユは食前に
痛まない傷口
もうちょっと気を付けてよね
ゆびさきにくちづけてそのままあたしをはなさないで逝くときはちゃんとみとってよ。
世界をころす理由がほしい
さよなら僕の兎さん
だからそんな物質にはもう頼ってられない

花のように美しく、魚のようにしなやかに
君の間違った扱い方の代表例
そんな約束は出来ない
朝になったらさよなら
君の唇がやさしく僕を咎める
抱きしめていて欲しかった 愛が其処にあってもなくても
そうして溶けていくのは、
テーブルクロスに滲ませた赤。
おしえてみてよ、うそつきさん
キスは一度っきり、あなたっていつもそう

わたしがそれを奪ってしまう前に 早く
stop me.(わたしを止めて)
be a good boy.(いい子にしてね)
and goodbye.(そしてさよなら)
ごめんねごめんねごめんねさよなら
ちゃんとあいしてる
云いかけた科白は一体なんだったというの
もう一度だけあなたの声を聞きたかった
そして終わりを知ってゆく
クイーンと騎士

最後の夜にご挨拶
わたしに朝は訪れないけれど
お別れだと判っているのに、あなたは平気な顔をしてまたねと云ったでしょう
だからきらいなのよ。
わたしが溶けてしまうまで、ちゃんと責任を持ってあいして。
死んでも君のものにはならない
テーブルに乗っけた恋心
溜息から零れる花々
ずるいよ
バイバイループ

さよならなんだよ
嗚呼可笑しな考えばかりが頭を巡る
一応好意は持っているつもり。
グッバイヒーロー
チョコレート疑惑
泣き顔アヴァンチュール
君が消えた日について
砂糖:大匙一杯 牛乳:300ml 愛:適量
ピーターパンの自害
刹那の恋が連鎖していく

ぼくの愛情には要注意です
少量でよろしければどうぞ
消えた水死体
きみのくちびるはさよならばかりいう
廻らない星
手紙を書きます、燃やしてください
かわいいアリスが吐いた嘘
傷持ちなんかいらないんだよ
痛いくらいが心地好かった
やさしく咎めて

ぼくはもういない君に恋をした
恋愛感情はなくても欲情はする
首なし女の初恋物語
いとし君に捧ぐは死の舞台
あの日の言葉を忘れないで居て
彼の事情
冷蔵庫の中では愛が孵化している
腐りかけた言葉
空腹は何も呼ばない
だって世界で一番かわいいのはこのあたしだもの

わたしにだけは嘘を吐かないでよ
いたずらな指先
詰って詰って
モルヒネと夢
残像、そして消える僕
きみのその光をください
君の終わりに僕がいればそれでいい
コウノトリがわらふその傍らで
カメレオンなら神様になる方法を探していたよ
シャングリラも桃源郷も楽園も僕らには存在しなかったのにな(シャングリラ---地上の楽園)

クリスマスプレゼントには死に場所を下さい
融通のきかないのが恋
一人にするくらいなら最初から放っておいてほしかった
燻る思いの名をまだ知らない春
たとえば秋の次に冬が来るって判ってたって、それを変えられないみたいに。
終わりの見えない螺旋階段
あなたが笑うものだから、私の世界までやさしいもののように思えてしまう
騙し合いながら愛し合ってる 当然のことだろ?
ジプシーの最後の嘘
ハローアンドグッバイ!